フィレンツェのアルノ川とポンテ・ヴェッキオ

ITALY · INVESTOR VISA

イタリア投資家ビザで、
ヨーロッパに暮らす。

自ら起業することを前提とせず、株式投資を通じてイタリアでの暮らしを計画する。海外所得が大きい方には、移住と合わせて検討できる税制もあります。

新居住者向けの節税制度を詳しく見る ↓
EUR 500,000会社株式ルートの最低投資額
(約9,200万円)
2年 → 3年最初の滞在許可 → 更新期間
投資維持などの条件あり
最長15年新居住者向け税制の適用期間
別途、税務上の要件あり

← 各国の投資家ビザ比較一覧へ

LIFE IN ITALY

旅先として好きな国を、生活の拠点に。

歴史ある街並み、食文化、芸術を日常に取り入れる。イタリア移住では、仕事のしやすさ、子どもの教育、住まい、医療まで含めて、ご家族に合う街を選ぶことが大切です。

ミラノ大聖堂の屋上テラス
MILAN · ミラノ

仕事と都市生活を軸に

ビジネス、デザイン、ファッションに関心のある方の候補に。学校や住まいの選択肢、仕事の拠点、空港へのアクセスを合わせて比較します。

フィレンツェのアルノ川とポンテ・ヴェッキオ
FLORENCE · フィレンツェ

芸術や文化を、毎日の近くに

美術や歴史に親しむ暮らしを考える方の候補に。観光エリアでの滞在と長期の生活では違いがあるため、日常の買い物や通学まで確認します。

ローマのコロッセオ
ROME · ローマ

歴史ある首都で暮らす

文化や国際交流に関心のあるご家族の候補に。学校、医療機関、仕事との距離を確認し、生活圏に合う住まいを検討します。

イタリアを拠点に、ヨーロッパへ。

有効なイタリアの長期ビザ・滞在許可があれば、他のシェンゲン協定国への短期旅行も計画できます。原則として180日間のうち90日以内が基準で、他国での居住や就労の権利が自動的に得られるわけではありません。

欧州委員会:EU域内・シェンゲン地域での移動

MAIN ROUTE · COMPANY EQUITY

50万ユーロの株式投資で、
イタリア移住を目指す。

イタリア投資家ビザ(Investor Visa for Italy)は、EU域外の投資家を対象とする制度です。このページでは、既存のイタリア企業へのEUR 500,000(約9,200万円)以上の株式・持分投資を中心にご案内します。

  • イタリアで設立され、活動している適格な会社に投資。
    上場・非上場の株式や持分が対象となり得ます。会社の活動状況や決算なども確認します。
  • 原則、1社への投資で基準額を満たす。
    複数社への少額投資を合算して、50万ユーロの条件を満たす仕組みではありません。
  • 申請前に保有していた株式は、そのまま対象にならない。
    対象会社、取得方法、資金の出所、投資時期を確認してから進めます。
  • 滞在許可の有効期間中は、対象投資を維持。
    最初の2年間だけでなく、3年間の更新を目指す場合も投資の維持が必要です。

寄付ではありません。投資先と出口まで確認しましょう。

株式投資では資産を保有しますが、元本保証や自由な売却が約束されるわけではありません。会社の業績、株価、為替、非上場株式の流動性、売却時の許可への影響を確認します。投資条件を満たすだけでビザの承認が保証される制度でもありません。

イタリア政府:投資家ビザの概要 / 公式ポリシーガイダンス:会社株式・投資の維持

TAX BENEFITS · NEW RESIDENTS

海外所得が大きい方には、
イタリアの節税プログラムという選択。

新居住者向け税制は、対象となる海外源泉所得へのイタリアの税負担を、年額の定額税で管理できる制度です。海外の配当、利息などの所得が大きい方にとって、移住先を選ぶ際の重要な検討材料になります。

ただし、ビザを取得するだけでは利用できません。イタリアへ税務上の居住地を移し、過去10課税期間のうち9期間以上、イタリアの税務非居住者だったことなどの要件を満たして、制度を選択します。

2026年1月1日以降に新たに居住を移す方の定額税は、主対象者が年額EUR 300,000。投資家ビザの取得費用とは別の、毎年の税負担です。

何が対象で、何が別の課税になるのか。

対象の海外所得制度の対象となる海外源泉所得は、所得額に連動するイタリアの通常税に代えて年額の定額税で課税。所得の源泉・種類を確認します。
イタリア国内所得原則として通常のイタリア税制で課税されます。投資先からの所得がどの国の源泉に該当するかも確認します。
海外の大口持分の売却一定の大口・適格持分の売却益は、最初の5課税期間に定額税の対象外となる例外があります。会社売却を予定する方は特に事前確認が必要です。
海外資産の保有・承継要件を満たす対象者には、国外資産に関する資産課税・報告や、国外資産の相続・贈与に優遇があります。対象資産と適用範囲を個別に確認します。
日本・所得源泉国の税金日本など他国の税金が自動的に免除されるわけではありません。日本の国外転出時課税、居住者判定、租税条約も含めて検討します。

海外所得の規模によって、魅力が変わります。

次は、定額税の対象となる海外所得と年額税の比率だけを示す例です。税額の削減額や、世界全体での実効税率を示すものではありません。

対象となる海外所得が年額EUR 3,000,000(約5億5,200万円)ある場合

EUR 300,000の定額税は、対象所得の10%に相当。

対象となる海外所得が年額EUR 5,000,000(約9億2,000万円)ある場合

EUR 300,000の定額税は、対象所得の6%に相当。

ビザの取得と、税制の利用は別々に判断できます。

定額税の選択は、投資家ビザを取得するための必須条件ではありません。通常税制との比較、家族の所得、イタリア国内所得、会社売却の予定を踏まえて、税務専門家と適用可否・有利不利を確認します。

2026年予算法:新規移住者の年額EUR 300,000・家族EUR 50,000への改定(第1条25・26項)
政府案内:新居住者向け税制の基本条件 ※案内ページの旧税額ではなく、2026年改正法の金額を掲載。
Chambers Private Wealth 2026:適用対象・持分売却益の例外 / 国税庁:国外転出時課税制度

移住の目的と資産・所得に合うか、
投資と税務を一緒に整理しましょう。

イタリア移住について相談する →

INVESTMENT OPTIONS

その他の投資方法も、目的に合わせて比較。

主なご案内は50万ユーロの会社株式投資です。政府の制度には、投資額や資産の性質が異なる選択肢もあります。

方法最低金額確認するポイント
MAIN ROUTE
会社株式・持分
EUR 500,000
(約9,200万円)
適格なイタリア企業1社への投資。上場・非上場が対象となり得ます。投資先と保有・売却条件を確認します。
革新的スタートアップEUR 250,000
(約4,600万円)
特別登録された革新的スタートアップへの投資。金額は低くても、事業・流動性のリスクを十分に確認します。
イタリア国債EUR 2,000,000
(約3億6,800万円)
対象となるイタリア政府の債券を保有。対象債券、償還・保有条件、価格変動・為替リスクを確認します。
公益目的の寄付EUR 1,000,000
(約1億8,400万円)
文化、教育、研究などの公益分野への寄付。株式投資と異なり、原則として返還されません。
VCファンド
参考:法改正による選択肢
EUR 500,000
(約9,200万円)
2024年の法改正で、イタリアで設立・活動する対象VCファンドへの投資も追加。一般的な投資信託・ETFがすべて対象になるわけではなく、最新の申請実務と適格性を確認します。

円換算は1ユーロ=184円の説明用試算です。市場の為替レートを示すものではありません。実際の送金額・諸費用は為替と契約条件によって異なります。

政府案内:投資・寄付の選択肢 / 2024年12月17日官報:VCファンド投資の追加

FAMILY & RESIDENCE

家族の移住、仕事、滞在の計画をつくる。

01

配偶者・子どもとの移住

配偶者や未成年の子どもなど、法令の家族要件に合う方の帯同・家族再統合を検討できます。住居、資力、家族関係の証明などを確認し、それぞれ所定の申請を行います。

02

暮らしと仕事の拠点に

投資家の滞在許可には、自営業の滞在許可と同じ権利が認められます。イタリアでの働き方を検討できますが、資格職や個々の事業・雇用の要件は別途確認します。

03

滞在日数は目的から整理

最初の5年間は継続滞在義務などに特例があります。ただし、節税制度には税務居住の移転が必要です。許可の維持、税務、将来の長期居住資格を分けて計画します。

「ビザ」と「永住・市民権」は同じではありません。

最初に取得するのは2年間の滞在許可です。長期居住者資格には、原則5年間の適法な居住、所得、言語などの条件が別にあります。株式投資だけでEUの永住権や市民権が自動的に付与される制度ではありません。

イタリア移民法:第26-bis条(投資家・家族・滞在の特例)、第9条(長期居住)

APPLICATION PROCESS

投資家ビザ取得までの流れ。

先に株式を購入するのではなく、対象投資と必要書類を整理し、事前承認を経て進めます。投資と税制の手続きは、別々の要件・期限を確認します。

  1. 対象投資と、資金の証明を準備

    投資先、必要額、資金の合法的な出所と移転可能性を確認します。パスポート、資金関係の資料、投資の誓約、必要な受入先の同意などを準備します。

  2. オンラインで事前承認を申請 完全な申請の審査は原則30日以内

    投資家ビザ委員会へ申請し、Nulla Osta(事前承認)を取得します。追加資料の要求で審査が中断する場合があり、準備期間や領事館の審査はこの30日に含まれません。

  3. 居住地を管轄するイタリア公館でビザ申請 事前承認の取得から6か月以内

    事前承認をもとに、管轄公館で投資家ビザを申請します。必要書類、予約、申請料金は申請時の案内を確認します。

  4. 入国後に滞在許可を申請し、投資を実行 許可申請:8日以内/投資実行:3か月以内

    イタリア入国後8日以内に滞在許可の申請手続きを行い、入国から3か月以内に承認された投資・寄付を実行します。実行の証明を提出し、要件を満たすことを確認します。

  5. 2年間の滞在許可を維持し、更新を計画 更新期間:3年

    対象投資を維持し、必要条件を満たせば3年間の更新を申請できます。更新用の事前承認を含む手続きを、有効期限の少なくとも60日前から進めます。

イタリア政府:申請・入国・投資実行・更新の手順 / 公式ポリシーガイダンス

BUDGET & PLANNING

投資額だけでなく、総予算から判断する。

「50万ユーロを用意すればすべて完了」ではありません。投資に使う資金と、毎年の生活・税務に使う資金を分けて計画しましょう。

01 · 対象投資に充てる資金

EUR 500,000以上
(約9,200万円以上)

会社株式ルートの基準額。対象投資を維持する間、日常の生活資金として自由に使える現金とは分けて考えます。

02 · 申請・専門家・管理の費用

申請内容と投資先により個別見積もり

ビザ・滞在許可、翻訳・認証、法律・税務の専門家、金融機関の管理・保管、投資先で発生する費用などを確認します。

03 · 定額税を選ぶ場合の年間税額

EUR 300,000/年
(約5,520万円/年)

適用を選ぶ主対象者の税額。対象家族1人につきEUR 50,000(約920万円/年)が別途必要です。通常税制との比較が欠かせません。

04 · ご家族の生活・教育費

住む街と学校、生活水準から計画

家賃や住宅取得、学校、医療・保険、渡航、日常生活の資金を確保します。都市・家族構成・学校の選択により費用は変わります。

こうした方は、まず個別相談で適合性を確認。

50万ユーロ以上の投資資金を生活資金と分けて確保でき、イタリアを生活の拠点にしたい方。さらに、海外所得が大きく、税務居住の移転を具体的に検討できる方は、定額税の有利不利も合わせて整理できます。

移住計画と資金について相談するイメージ

CONSULTATION · AERWORLD

ご家族の計画に、
イタリアが合うかを考える。

投資家ビザと節税制度の違いを踏まえ、ご自身の条件で検討したい方は、アエルワールドへお問い合わせください。

  • 移住の目的、希望時期、同行するご家族
  • 投資に充てられる資金と、生活資金の見通し
  • 海外所得の種類、会社売却など今後の予定

初回のお問い合わせでは、証券口座番号や詳細な資産資料の送付は不要です。具体的な相談・支援の範囲と費用は個別にご案内します。

FREQUENTLY ASKED QUESTIONS

イタリア投資家ビザ・節税制度のよくある質問。

EUR 500,000の投資で、すぐに永住権が取得できますか?

取得するのは、まず2年間の投資家向け滞在許可です。投資を維持するなどの要件を満たせば3年間の更新を申請できます。長期居住者資格には、原則5年間の適法な居住、所得、イタリア語など別の条件があり、投資だけで永住権や市民権が自動的に付与される制度ではありません。

不動産購入や複数銘柄の株式投資でも申請できますか?

不動産の購入は、この投資家ビザの対象投資に含まれません。50万ユーロの会社株式ルートは、原則として適格な1社への投資です。複数社への少額投資の合計で基準を満たすことはできません。対象会社、取得方法、投資時期を事前に確認します。

株式投資には、会社経営の経験や自らの起業が必要ですか?

会社株式への投資ルートでは、自ら事業を立ち上げることが前提ではありません。経営者として会社を運営する申請とは異なり、適格な投資先、資金の合法的な出所、必要額の移転・維持などを証明します。投資先と投資方法は、申請前に適格性を確認する必要があります。

年額EUR 300,000の定額税は、ビザ取得に必須ですか?

必須ではありません。投資家ビザと新居住者向け税制は別制度です。定額税を選択せず、通常の税制で移住することも検討できます。税制を選ぶ場合には、実際のイタリア税務居住への移転と、過去10課税期間のうち9期間以上イタリア非居住者だったことなどの条件を確認します。

海外所得はすべて年額EUR 300,000の税金で済みますか?

対象となる海外源泉所得についてのイタリアの代替税です。イタリア国内所得は原則として通常課税で、一定の大口持分の売却益には最初の5課税期間の例外があります。所得源泉国や日本の税金が自動的に免除される制度でもありません。所得の種類、資産、居住関係を踏まえた確認が必要です。

家族も一緒に移住できますか?

配偶者、未成年の子どもなど、法令の家族要件を満たす方の帯同・家族再統合を検討できます。対象範囲、住居、資力、必要書類を確認し、家族についても所定の申請を行います。家族の税制利用は別に適格性を確認します。

イタリアに毎年長く滞在する必要はありますか?

投資家の滞在許可には、最初の5年間、継続滞在義務などに関する特例があります。ただし、許可の更新、税務上の居住者判定、長期居住者資格の取得は別の問題です。節税制度を使う場合にはイタリアへの税務居住の移転が必要なため、滞在日数と生活拠点を一緒に計画します。

申請から取得まで、どのくらいかかりますか?

完全な書類を受領した後の投資家ビザ委員会の事前審査は原則30日以内ですが、追加資料による中断や、領事館でのビザ審査、入国後の滞在許可手続きは別です。全体が30日で完了する意味ではなく、投資方法や書類の準備状況によって変わります。

制度情報の確認・出典

制度情報の確認日:2026年10月11日。税額は2026年から新たに居住を移す方の法改正を反映しています。申請・税制の適用は、実際の手続き時点の法令と個別事情により確認します。円換算は1ユーロ=184円の説明用試算です。

編集・お問い合わせ:株式会社アエルワールド。掲載写真はライセンスを取得したAdobe Stockのイメージ写真です。

イタリアでの暮らしを、具体的な計画へ。

投資額、移住の条件、税制の適用を、
ご家族の希望から整理してみませんか。