シンガポール
シンガポールについて
東南アジアのマレー半島に位置し、60以上の島々からなるシンガポール。
中国やインドから多くの人々がシンガポールへ移り住んだイギリスの植民地時代や、その後のマレーシア連邦時代を経て、1965年に独立した後は多民族国家として独自の文化を形成しています。
近年は海外企業の約7000社が進出し、「東南アジア事業のハブ」として、ASEAN諸国のビジネスや世界経済を牽引する存在です。
赤道付近に位置するシンガポールは、一年を通して高温多湿で、日本の夏のような気候です。季節は乾季(4月〜9月)と雨季(10月〜3月)に分かれますが、雨季でも日本のような長雨が続くことはなく、集中的に数時間スコールが降るという特徴があります。
シンガポールの民族は主に、中華系74%、マレー系14%、インド系9%で構成されています。また人口の約4割は、永住権などを取得した外国籍保有者です。
仏教やイスラム教、キリスト教、ヒンズー教など多様な宗教が混在しているため、食事の種類も豊富。「特定の肉を使わない」「ベジタリアン・ビーガン向け」など、それぞれの宗教のしきたりに適した料理を提供するレストランが多数あります。
シンガポールは、もともとあまり自炊をしない文化で知られ、そのため外食産業が大きく発展しています。ホーカーと呼ばれる屋台街や、世界各国のグルメを味わえるレストランが軒を連ね、日本の有名チェーン店も多く出店しています。
公用語は、英語、中国語、マレー語、タミール語ですが、日常会話やビジネスの場では主に英語が用いられます。多民族が集まるシンガポールの英語には独特の訛りがあり「シングリッシュ」と呼ばれることは広く知られています。
主要言語 | 国語はマレー語。公用語として英語,中国語,マレー語,タミール語。 |
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人口 | 約545万人(2021年 / シンガポール政府) |
面積 | 約720㎢(東京23区と同程度) |
首都 | シンガポール(都市国家) |
主な宗教 | 仏教,イスラム教,キリスト教,道教,ヒンズー教 |
通貨 | シンガポール・ドル(SGD) ※1SGD=87.53円(2022年3月現在) |
時差及び飛行時間 | 日本との時差は−1時間 日本からの飛行時間は約7時間 |
申請ビザについて
シンガポールに居住することは比較的容易で、永住権を取得しなくても、就労ビザ(EmploymentPass)でビジネスと居住が可能なため、起業家や資産家、ビットコイン等の暗号通貨投資家にとっても人気の移住先です。
過去には、2種類(FISとGIP)の投資永住権がありましたが、現在では「一定の資産とキャリア、非常に高い事業経営歴(売上160億円以上の会社経営者)を有した方」が対象となる、世界でも最高難度の投資永住権(GIP)があります。
シンガポール移住者で投資永住権を取得される方は、実はそう多くありません。理由は、条件のハードルが非常に高いため。さらに他の先進国と違って、一定の学歴や給与額を満たした起業家であれば、比較的簡単に就労ビザを発給する制度があるためです。 ビザ取得後は、再入国許可(Re-Entry Permit)を得ることができれば、シンガポールに滞在する期間は制限されません。
教育移住を目指す方には、親子留学(母子)でのビザ取得が可能となるため、まずはご自身やご家族にあった移住スタイルを見つけることが重要です。 移住をご希望の方は別途お問い合わせください。
※学生ビザを申請する場合、1歳からでも申請が可能になる場合があります。
各種ビザの申請条件
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EPパス(Employment Pass)
エンプロイメントパスと呼ばれる就労ビザ。シンガポール移住にはこのビザが最もメジャーな手段となります。主に起業家の方が利用するケースが多く、通常は3年更新のビザとなりますが、最近は1-2年程度しか下りないケースが増えています。申請条件として学歴と収入が重視されます。シンガポールでのビジネスの内容によっては更新が難しくなるケースがありますので、注意が必要です。
主な申請要件
- 1)大学卒業以上が望ましい※中卒、高校中退などの方の取得実績がありますので詳細はご相談ください。
- 2)月収S$4,500以上 ※学歴と年齢で異なる(下記参照)
- →35歳以上の場合:S$6,627~S$7,536(約60万円以上)
- →45歳以上の場合:S$8,400(約67万円以上)
- EPパスのポイント
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- 配偶者、法律上の子ども(未婚かつ21歳以下)の扶養者ビザも申請可能 ※2年更新
- 事実婚(内縁の配偶者)、両親の長期観光ビザも申請可能 ※1年更新、収入条件あり
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シンガポール投資永住権 GIP(Global Investor Programme)
GIPには大きく分けて、事業家向けとファミリーオフィス(資産家ファミリー)向けの2種類の投資永住権があります。要求される投資も250万Sドルで新規ビジネスか認定のベンチャーファンドに投資するか、運用資産が2億Sドル(約160億円)以上のシンガポール拠点のファミリーオフィスに250万Sドル(約2億円)投資するか等を求められます。
【事業家向GIPの主な申請条件】
- 1)年商が約160億円以上(3年以上の事業経験)、かつ株式保有率が30%以上の創業オーナー
- 2)上記1の条件を満たした子ども(経営陣であること)、かつ年商が約400億円以上あること
- 3)企業価値が約400億円以上あり、その創業者か最大の個人株主であること、かつ信頼のおけるプライベートエクイティ等から出資を受けていること
★事業家向GIPの投資条件
- 1)新規事業または既存事業拡大のために250万Sドル(約2億円)を投資すること
- 2)シンガポールベースの運用会社が運用するGIP認定ファンドに250万Sドル(約2億円)以上を投資すること
- 3)約160億円以上の運用資産がある、シンガポールベースの新規または既存のファミリーオフィスに250万Sドル(約2億円)以上投資すること※運用資産の国外運用額には規定ありく
【ファミリーオフィス向GIPの主な申請条件】
- 1)投資可能な資産が約160億円以上あり、5年以上の起業、投資、経営経験があること※不動産を除く
★ファミリーオフィス向GIPの投資条件
- 1)約160億円以上の運用資産がある、シンガポールベースの新規または既存のファミリーオフィスに250万Sドル以上(約2億円)投資すること※運用資産の国外運用額には規定ありく
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Sパス
正式名称もSパスと呼ばれる就労ビザ。主に一般職の方を対象としています。※2年更新
主な申請条件
- 1)専門学校卒業以上
- 2)月収S$2,500以上(約20万円以上)
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PEPパス(Personalised Employment Pass)
パーソナライズ エンプロイメントパスと呼ばれ、主に個人事業主で高収入の方が申請できるビザです。※3年間までで延長不可
主な申請要件
- 1)年間S$144,000以上の収入があること
- 2)シンガポール国外在住で、過去半年の月収がS$18,000以上ある方
- PEPパスのポイント
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- 就労ビザを申請することなく就労可能
- 最大6ヶ月間、無職でも滞在可能
- 家族の申請も可能
シンガポールビザ説明動画
00:39 シンガポールの魅力(生活、教育、住環境、立地、ビジネスなど)
06:41 シンガポールのビザ比較(GIP、EP、S、PEP)
11:56 シンガポール投資家ビザGIPとは?
24:10 現地法人の種類と設立のメリット
27:13 法人設立から就労ビザ取得までの日数
31:29 就労ビザ EP(Employment Pass)の申請条件
35:33 法人設立のポイントと注意点
※上記内容は最新の移民法、もしくは信頼できると思われる情報を元に作成しておりますが、法律の改正、状況の変化によって実際とは異なる可能性があり、当社がその正確性・完全性において保証するものではありません。
※シンガポールの投資家ビザにご関心をお持ちの方はこちらから、または0120-070-069までお問い合わせください。