UAE(ドバイ)

ドバイについて
1980年代頃から空港や港のインフラ、治安やビジネス環境の整備に力を入れ始め、中東・アフリカのハブとして急成長しているUAE(アラブ首長国連邦)。 なかでもドバイ首長国は、貿易・物流の拠点として知られ、数千社ものグローバル企業が進出しています。特にフリーゾーンと呼ばれる経済特区は、外国投資に対し様々な優遇措置を講じていて、世界中の投資家から注目されています。
ドバイの季節は、夏か冬の2つに分けられ、四季がないのが特徴です。
最も過ごしやすいのは10〜4月の冬。砂漠地帯のため朝晩の気温差はありますが、雨がほとんど降らず、日中は15~25℃と穏やかな気候です。
一方、5〜9月の夏は非常に暑く、8月の平均気温は42℃にまで上ります。ただし、車などの交通手段や屋内設備が充実しているため、暑い中を歩き回る機会は少なく、日本人観光客が多いのもこのシーズンです。

敬けんなイスラム教国として知られるドバイでは、お酒やギャンブルは禁止。居住者の多くが富裕層であることも起因して「世界で最も安全な都市の一つ」と言われるほど治安は安定しています。
世界一の高層タワーや7つ星ホテル、世界最大級のドバイ・モール、世界最大規模の人工スキー場など、たくさんの“世界一”を誇る魅力ある都市だけに、訪れる観光客や移住者は、年々増加傾向にあります。
さらにドバイには世界から豊富な食材や腕利きのシェフが集まり、言わずと知れたグルメ都市となっています。
ケバブなどの中東料理はもちろん、和食・中華・ハンバーガーショップ・イタリアンなど、ドバイ移住者は多様な食文化を楽しむことができます。
公用語はアラビア語と英語ですが、ドバイの人口の約9割が外国人のため、街中では英語が飛び交います。標識やメトロの案内表示、レストランのメニューなど、全てアラビア語と英語の両方で表記されているので、言語において困ることは少ないでしょう。
主要言語 | 英語、アラビア語 |
---|---|
人口 | 約350万人(2019年 / ドバイ統計センター) |
面積 | 3,885 ㎢ (埼玉県と同程度) |
首都 | アブダビ |
主な宗教 | イスラム教(スンニ派80%、シーア派20%)※人口全体の75%がイスラム教徒 |
通貨 | ディルハム(Dh、Dhs、AED) ※1AED=39.53円(2025年4月現在) |
時差及び飛行時間 | 日本との時差は−5時間 日本からの飛行時間は11時間 |
ドバイのビザについて
ドバイでは外国人による永住権取得のシステムがないため、居住ビザを取得することで長期滞在が可能となります。主な居住ビザとして、不動産ビザまたは法人設立ビザの2種類あります。 不動産ビザ(詳細はこちら)は、規定額以上の居住用物件に投資することにより、3年または5年のビザを申請することが可能です。ビザの取得年数は、不動産への投資金額によって決まります。なお、不動産ビザによる長期滞在は可能ですが、就労することはできません。法人設立ビザ(詳細はこちら)は、ドバイを含むアラブ首長国連合(UAE)で法人を設立することで3年間のビザの申請が可能です。

不動産ビザ
規定価格以上の居住用不動産を購入し、不動産の価格によって3年または5年の居住ビザを申請することができます。また、不動産の保有と一定の要件を満たすことで更新も可能です。申請者が55歳以上の場合は、リタイアメントビザの取得が可能となります。居住ビザを取得するとエミレーツIDを申請することができ、エミレーツID保有者は運転免許取得や銀行口座の開設など、居住者としての権利を享受することができます。また、申請者だけでなく配偶者やお子様、ご両親も申請可能です。(ご両親の場合は、1年間の家族ビザ)

不動産ビザのメリット
- (1)有利な税制
- ドバイにはVAT5%を除く税金がなく、不動産売却益への課税や取引税、印紙税、固定資産税、相続税、贈与税、相続税などがかかりません。
- (2)必要となる投資額が相対的に低い
- 購入不動産価格が約2,500万円以上で3年間、約6,800万円以上で5年間の不動産ビザ(居住ビザ)を申請できます。また複数の不動産を購入することや、購入不動産の賃貸が可能です。(1AED=34円で試算)
- (3)投資対象として魅力的
- 購入した不動産は、賃貸することが可能です。税金がないため高利回りが期待できます。ドバイの経済成長に伴い、長期的なキャピタルゲインも見込まれます。
- (4)家族ビザが申請可能
- 配偶者と25歳以下の未婚の子女(女性は25歳以上でも可)の家族ビザを申請できます。両親は1年間の家族ビザの申請が可能です。
- (5)居住が目的のビザ
- 不動産ビザは居住を目的とするビザで、基本的に働くことはできません。ご自分の投資を行うことは問題ありません。
- (6)必要滞在条件が低い
- 6か月に1回の入国ルールを守れば、ビザは維持できます。頻繁に行き来する必要がないため、継続して長期滞在することが難しい方にもお勧めです。
投資先不動産の一例
-
-
- 場所
アルファージャンエリア内
(駐車場、ジム、プール、エアコン有り) - 参考価格
1 ベッドルーム(71.39㎡)
116万832AED(約3,483万円)から -
- 場所
パームジュメイラエリア内 - 参考価格
1 ベッドルーム(78.73㎡)
232万4,000AED(約6,971万円)から -
- 場所
-
主な申請条件
-
長期居住ビザ(3年間)
- 1)申請者名義で75万AED以上の不動産または不動産持分(1物件以上)を保有
- 2)不動産に抵当権が設定されている場合、不動産価格の50%以上かつ75万AED以上が銀行に払い込まれていること
-
長期居住ビザ(5年間)
- 1)申請者名義で200万AED以上の不動産または不動産持分(1物件以上)の保有
- 2)不動産に抵当権が設定されている場合、最低200万AEDが銀行に払い込まれていること
-
長期居住ビザ(リタイアメントビザ / 5年間)
- 1)申請者が55歳以上であること
- 2)①か②を充たしていること ①申請者名義で100万AED以上の不動産(1物件以上)を保有 ※全額支払い済みで抵当権なし ②現地の銀行に100万AEDを3年間預金すること ※3年以内の預金解約は不可
-
※上記に加わる共通条件
- 1)ドバイ国内で健康診断を受けること
- 2)6ヵ月以上連続してドバイ国外に渡航しないこと(保有条件)
-
サポート内容
- ・ビザ申請情報の提供
- ・ビザ申請の代行
- ・不動産の情報提供と購入のサポート
- ・お子様の学校紹介および手続きの支援
- ・個人の銀行口座の開設支援オプション
- ・現地下見の手配(生活オリエンテーションおよび不動産、学校視察)オプション

- 申請までのおおよその流れ
-
- 準備期間(現地不動産視察、生活準備等:1~6ヵ月程度)
- 不動産物件決定(送金等手続:1~2ヵ月)
- 投資ビザ書類準備(日本にて申請書類の収集:2週間程度)
- ビザ申請の代行後、一時入国(審査期間:1~2週間程度)
- ビザ発給確定後、UAE入国
UAEの不動産購入によって3年または5年の居住が可能な「不動産ビザ」
※UAE(ドバイ)不動産ビザにご関心をお持ちの方は、こちらからお問合せください。 ※上記内容は最新の移民法、もしくは信頼できると思われる情報を元に作成しておりますが、法律の改正や状況の変化によって実際とは異なる可能性があり、当社がその正確性・完全性において保証するものではありません。
法人設立ビザ(就労ビザ)
ドバイを含むアラブ首長国連合(UAE)に法人を設立することで、3年の居住ビザを申請することができます。配偶者および扶養家族だけでなく、従業員やビジネスパートナーもビザの申請が可能です。また、継続して法人を維持することで何度でもビザを更新することができます。居住ビザを取得するとエミレーツIDを申請することができ、エミレーツID保有者は運転免許取得や銀行口座の開設など、居住者としての権利を享受することができます。

法人設立ビザのメリット
- (1)フリーゾーン(FZ)の選択肢が豊富
- FZの中には、産業特化型(医療、金融、テクノロジー、クリエーティブ、中古自動車など)や貿易会社が多数入居しているエリアなど個性があります。多数の選択肢の中から、ビジネスに最も相応しいFZを選択し、法人を設立します。
- (2)法人設立の手続きが比較的簡単
- 法人を設立するに当たっては、ドバイへの渡航が求められないFZが多数あります。ビザ申請および銀行口座や仮想通貨口座の開設の手続きには、申請者本人が約5週間前後、渡航する必要があります。
- (3)法人設立とビザ申請の手続きが短期間
- 法人設立をしてからビザ申請の手続きを行いますが、エミレーツID(居住カード)発行までの手続きが、最短3ヵ月程度の短期間で完了します。
- (4)居住や教育など様々な目的に対応
- 法人を設立しても必ずしもビジネスに従事することが必要ではないFZがあり、長期居住や教育移住を主目的とする法人ビザの利用も可能です。
- (5)相対的に低コスト
- 法人設立とビザ取得にかかるコストが、不動産ビザや他国の投資ビザと比較して相対的に極めて割安です。
- (6)家族や社員のビザも申請可能
- 申請者に加えて、配偶者や扶養家族、あるいは従業員やビジネスパートナーのビザ申請が可能です。
- (7)銀行口座の開設が可能
- 法人設立ビザ(居住ビザ)を取得するとエミレーツIDが発行され、銀行口座開設が可能になります。その他、運転免許証の書き換えや仮想通貨口座の開設など、居住者としての権利を享受することができます。
- (8)滞在要件が易しく、3年ごとのビザ更新が可能
- 法人設立ビザ(居住ビザ)を維持するための条件は、6ヵ月間に1回ドバイに入国することになります。その条件を守れば、1年の大半を日本で暮らしながら、ビザを維持することも可能です。ビザの更新は3年ごとで、何回でも更新が可能です。
フリーゾーン(FZ)
-
フリーゾーン(FZ)とは?
UAEの7つの首長国が外資企業誘致のために設立した経済特区で、UAE全体で40以上、うちドバイに約25が存在します。FZは、法的にはオフショアまたはUAE国外にあるとみなされているため、外資100%での法人設立が可能となり、法人税と所得税が免除されます。現在、主要FZにはそれぞれ8,000社以上の法人が登録しています。
※FZ以外で法人設立を行う場合、原則UAE人の資本が51%以上必要となります。またFZにおいても、法人設立における金額や条件等は各FZによって異なります。

-
代表的なフリーゾーン(FZ)
- ・JAFZ(ジュベル・アリFZ):UAE初のFZで、日系大手企業が多数入居
- ・DAFZ(ドバイ・エアポートFZ):ドバイ国際空港に隣接、保税倉庫もあり
- ・Dubai South(ドバイ・サウスFZ):新国際空港と万博開催地に隣接する新FZ
- ・DMCC(ドバイ・マルチ・コモディティ・センター):貿易、宝飾、コーヒー関連会社などが多数入居。現在仮想通貨ビジネスライセンスを検討中
- ・DIFC(ドバイ国際金融センター):金融関連企業が多数入居。日本の銀行も
- ・ドバイ・ヘルスケアシティ:世界初の医療FZ。病院、クリニックなど多数入居
- ・ドバイ・メディア・シティ:世界の放送機関が入居。NHK,NTT, KDDI、日経新聞も
- ・ドバイ・シリコン・オアシス:産学連携のイノベーション拠点を目的にするFZ
-
フリーゾーン(FZ)法人の形態
- ・フリーゾーンエスタブリッシュメント(出資者が1人)、フリーゾーンカンパニー(出資者が2名以上)、既存の外国企業の支店のいずれかの形態で法人設立が可能
- ・設立した企業は、商業・工業・プロフェッショナルのいずれかのライセンスを取得する必要がある⇒商業(製品の輸出入、販売など)・工業(原料加工や製造など)・プロフェッショナル(サービス業など)
- ・FZ法人の登録要件、費用や手続きは、各FZよって異なり、働き方もバーチャルオフィスなど多様
主な申請条件
-
長期居住ビザ(3年間)
- 1)フリーゾーン(FZ)にて起業(法人設立)すること
- 2)一定の学歴および職歴を有すること(※選択するFZによって必要となる可能性あり)
- 3)一定の資産を有すること(※選択するFZによって必要となる可能性あり)
-
サポート内容
- ・就労ビザ申請の代行
- ・FZでの法人設立手続きの代行
- ・法人銀行口座開設時の同行
- ・ビザ申請情報の提供
- ・お子様の学校紹介および手続きの支援
- ・個人の銀行口座開設支援オプション
- ・現地下見の手配(生活オリエンテーションおよび不動産、学校視察)オプション

- 申請までのおおよその流れ
-
- 準備期間(現地視察、FZ・住居選定、生活準備等:1〜6ヵ月程度)
- 書類準備期間(日本にて申請書類の収集:1〜2ヵ月)
- 法人設立期間(日本より申請:審査2~3週間程度)
- ビザ申請の代行(審査期間:1~2週間程度)
- ビザ発給確定後、UAE入国
法人税&所得税がゼロ?!ドバイ移住には「ドバイ法人設立起業ビザ」
※UAE(ドバイ)法人設立ビザにご関心をお持ちの方は、こちらからお問合せください。 ※上記内容は最新の移民法、もしくは信頼できると思われる情報を元に作成しておりますが、法律の改正や状況の変化によって実際とは異なる可能性があり、当社がその正確性・完全性において保証するものではありません。