• 2019.04.01
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上昇傾向にあった世界の不動産市場に変化!?

投資家ビザをこれから検討される方にとって、世界の不動産価格の動きは気になるところではないでしょうか。今回は、新たな局面を迎えつつある不動産事情についてお話します。

≪変わりつつある不動産市場≫
10年ちょっと前のリーマンショック以降、グローバルかつ大幅な金融緩和を背景に、世界の主要都市の不動産価格は継続的に上昇してきました。例えば、ロンドンの不動産価格は2009年時点からみるとほぼ倍の水準になっています。しかし英国のエコノミストによれば、ここ1~2年で徐々に価格が調整・下落傾向にあるようです。

◆世界の主要都市の不動産価格の傾向◆

マンハッタン・NY→昨年より約4.3%ダウン
ロンドン→2014年のピーク時より20%ダウン
香港→2018年夏より9%ダウン
シドニー→2017年のピークより16%ダウン
バンクーバー→昨年より12%ダウン

≪市場に変化をもたらした原因とは?≫
この背景には、

・世界的な金融緩和の縮小
・米国の金利上昇
・各国の不動産税制の変更(非居住者の不動産取引税アップ)
・不動産の供給過多

などが挙げられます。

また近年の海外高級不動産への投資家層として、中国の富裕層が重要な役割を担ってきました。ちなみに2015年から2016年にかけて、中国から海外への資金流出総額は約1.3兆ドルと膨大でした。それを受けて、中国は海外への資金流出防止策のひとつとして一人当たりの上限を5万ドルに設けています。その結果、昨年の中国人の米国や豪州への不動産投資額は、30~40%と大幅に減少しています。

この様な主要都市の不動産価格の低下傾向は、長く続いたグローバルな資金の循環がスローダウンしている結果で、主要各国の景気の先行きにも陰りがみられます。もちろん、不動産業界の見方としては未だ楽観的な予想が大勢であり、一時的な調整に過ぎないとみているようです。また最近、著名なヘッジファンドオーナーがロンドンの中心部に市場価格を大きく上回る値で不動産を購入したとのことですので、まだまだ不動産価格が下落していくと断言は出来ない状況でしょう。

しかし、いずれにしても今まで上昇し続けてきた市場が大きく変動し始めたというのは、投資家ビザや海外移住などを考えている方には大きな注目点となるのではないでしょうか。

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