• 2020.04.22
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第38回 “ダン岡崎”の一口アドバイス :ポルトガルのゴールデンビザ(22)新型コロナウィルスの影響について

こんにちは!海外移住コンサルタントのダン岡崎です。

世界中で新型コロナウィルスの感染拡大が広がっていますが、ポルトガルも例外ではありません。EU域内への外国人の入域制限もあり、海外からの観光客の姿が消えたリスボンやポルトの街並みは閑散とし、多くのお店が閉店しています。しかし、ポルトガル政府の新型コロナウィルス感染への対応は高く評価されています。下の表は世界主要国の新型コロナウィルス感染に関する統計ですが、多くの感染者が出てしまったスペイン・イタリア・フランスなどの国々と比べると、ポルトガルの死亡率と人口100万人当たりの死亡者数は、ドイツと並んで低い水準となっています。ポルトガルではBCG接種が行われていますが、そのことが低い死亡率の一因ではないかとの話もあります。

 

2020年4月21日現在 対人口100万人
感染者数 死亡者数 死亡率 % 死亡者数
世界 2,481,866 170,455 6.9
米国 792,913 42,517 5.4 128
スペイン 200,210 20,852 10.4 446
イタリア 181,228 24,114 13 399
フランス 155,383 20,265 13.0 310
英国 124,743 16,509 13.2 243
ベルギー 39,983 5,828 14.6 503
ドイツ 147,065 4,862 3.3 58
ポルトガル 20,863 735 3.5 72
日本 11,135 263 2.4 2
韓国 10,683 237 2.2 5
中国 82,758 4,632 5.6 3

ポルトガルの新型コロナウイルスへの対応は素早いものでした。ポルトガル政府は、感染拡大の比較的初期段階である3月19日にポルトガル全土における「非常事態宣言」を発動しました。感染者(陽性)は外出不可とされ、違反者は不服従罪の対象になる厳しい内容です。一般市民も、食品や日用品の買い物、銀行や病院への訪問、自宅近くでの最小限の運動、真に必要な通勤などを除き、原則的に自宅待機を課せられます。「非常事態宣言」は5月2日まで再延長されています。このような状況のもと、PingoやDoce、Continente、Lidleなどの食料品スーパーは少人数の入店制限を実施、ビジネスはテレワークへの移行を進め、国民は節度ある態度で感染の危険に対応しています。

このような状況を受けてポルトガル移民局は、ゴールデンビザの申請・審査の対面手続きを行う業務カウンターを2020年7月1日まで閉鎖をすることを発表しました。その間の手続きは以下のように行われます。

  • ゴールデンビザのオンライン申請は通常通り受け付け、審査も今まで通り行う
  • 移民局(SEF)の全ての予約(面接、生体認証など)は一時停止
  • 現在ゴールデンカード入手まで審査待ちのお客様の手続きを中断

また、新型コロナウイルス感染の影響を鑑み、ゴールデンビザの新ルール(リスボン、ポルトの不動産取得によるビザ申請の不認可)の制度化を2020年は見送り、新ルールの施行も2021年中はないのではとの観測も一部出てきているようです。新しいニュースが出ましたら、またお伝えしますね。

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