• 2019.05.27
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第13回 “ダン岡崎”の一口アドバイス :ポルトガルのゴールデンビザ(10)「ポルトガルの不動産市場の動向」

皆様、こんにちは!
海外移住コンサルタントのダン岡崎です。

前回は、好調なポルトガル経済の現状についてご紹介しました。
今回はゴールデンビザ投資家にとっても関心が深い、ポルトガルの不動産市場についてお話します。

ポルトガルの住宅価格は、経済情勢の改善と需要の急増に支えられ、堅調な上昇を続けています。

ポルトガル国家統計局(INE)が発表した2018年第4四半期の住宅価格指数(HPI)は、前年の同期に比べて10.3%上昇しました。この数字は全ての住宅を対象にしたもので、内訳では既存住宅(+11.0%)が新規住宅(+7.5%)の上昇率を上回っています。ちなみに、2017年のHIP(全住宅)の上昇率は+9.2%、2016年は+7.1%、2015年は+3.1%、2014年は+4.2%となっており、価格上昇は加速傾向を続けています。

住宅売買件数も毎年増加を続けています。2018年の住宅売買件数は178,691件(前年比+16.6%)、総売買金額は241億ユーロ(同+24.4%)に達しました。
ポルトガル国家統計局(INE)の発表によると、2018年第3四半期のポルトガル全土の平均住宅価格は1㎡当たり984ユーロとなっています。一方、リスボン市の平均住宅価格は1㎡当たり2,877ユーロで、リスボン中心部では3,500~4,500ユーロと全国で最も高い価格となっています。
住宅価格の地域別の上昇率を比較してみましょう。2018年第3四半期に、ポルトガル全土の住宅平均価格の上昇率は前年同期比+ 7.9%でした。最も上昇率が高かったのがリスボン市(+ 24.3%)でポルト市(+ 21.6%)が続き、アマドラ(+ 17.2%)、フンシャル(+ 12.4%)、ブラガ(+ 11.7%)、ビラノヴァデガイア(+ 11.0%)なども高い上昇率を記録しました。

 

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、2020年まで毎年7〜8%の住宅価格の上昇を予測しており、ポルトガルの住宅市場は今後も引き続き好調を維持すると見込まれています。

今回は、ポルトガルの不動産市場について、主に住宅価格を中心にお伝えしました。
次回はゴールデンビザの手続きの流れについてご紹介します。お楽しみに!

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