- 2020.02.07
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第34回 “ダン岡崎”の一口アドバイス :ポルトガルのゴールデンビザ(18)リスボンとポルトの不動産投資が対象外に?
こんにちは!海外移住コンサルタントのダン岡崎です。
今回は、ポルトガルのゴールデンビザに関する最新のニュースをご紹介します。
2月5日(水)、ポルトガル議会はリスボンとポルト、および沿岸地域の不動産投資によるゴールデンビザの発給を制限するという社会党(PS)の提案を承認しました。
背景には、近年のリスボンとポルトを中心とするポルトガル不動産市場の高騰と、それに対する現地住民の不満の高まりがありそうです。EUROSTAT(EU統計局)によれば、2019年第3四半期のポルトガルの不動産価格は前年同期比+10.3%となり、欧州ではルクセンブルグに次いで第2位の上昇率を記録しました。特に、リスボンとポルトには海外からの不動産投資が集中しています。
今回の措置の目的は、2012年のゴールデンビザ・プログラムの導入以来、最も人気の高かった大都市での不動産投資によるビザ取得を制限し、人口低密度地域への投資の促進・都市再生・文化遺産・環境的または社会的価値の高い活動・生産的投資および雇用創出への投資の促進を図ることだと考えられています。
具体的には、リスボンとポルト、および沿岸地域の不動産投資によるゴールデンビザの取得はできなくなると思われます。しかし内陸部(歴史のある素敵な都市がたくさんあります)、およびアゾレスとマデイラの自治区での不動産投資は今回の措置の対象外となりますので、不動産投資によるゴールデンビザの取得が全く出来なくなるわけではありません。また、不動産以外にも投資オプションがいくつかありますので、詳しくは以下のBlog記事をご覧下さい。
ゴールデンビザの投資条件の変更時期や詳細は発表されていないので、情報が入り次第お伝えいたします。また投資条件が変更されたとしても、遡ってすでに不動産投資によりゴールデンビザを取得した方まで適用されることはないと言われています。
今回の政策変更のニュースは、事前の情報が限られていたこともあり、私にも意外感の強い内容でした。
投資条件の変更が施行される前に、これまで通りリスボンなどの大都市に不動産投資をしてゴールデンビザを申請できる可能性がありますので、その点も確認をしてお知らせします。
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