• 2020.06.11
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第42回 “ダン岡崎”の一口アドバイス :ポルトガルのゴールデンビザ(24)
移民局(SEF)の最新統計:5月の申請者数が急増

こんにちは!海外移住コンサルタントのダン岡崎です。

ポルトガル移民局(SEF)が、ゴールデンビザ・プログラムにおける2020年5月の最新統計を発表しました。新型ウィルス感染拡大の影響を受けて、1~4月はゴールデンビザの申請者が落ち込み、合計で259人(主申請者)となっていましたが、5月単月だけで270人(同)と大幅に増え、年初から続いていた停滞状況を一気に払拭することになりました。今後も堅調な申請状況が予想されています。

5月の申請者を国籍別でみると、中国人が68人(4月は15人)と最多でした。SEFは中国本土と香港の出身者を分けて発表していませんが、香港からの申請者が増加していると見られます。続いてブラジル人が30人(4月は9人)、米国人が19人(単月で過去最多)、インド人も19人(同じく過去最多)、トルコ人が17人となりました。

投資のオプションでは、引き続き不動産投資の比率が最も高くなっています。その中でも、最近の傾向として35万ユーロ以上のリノベーション物件(築30年超で都市再開発地域内にある物件)の人気が高まってきています。2020年1~5月のデータでは、50万ユーロ以上の不動産投資はゴールデンビザ投資全体の69%(2019年は76%、2016年は93%)に低下し、35万ユーロ以上の不動産投資の比率は24%(2019年は17%、2016年は1%)に上昇しました。他には、ベンチャーキャピタル/投資ファンドへの35万ユーロの投資が増加しています。

同時に発表された2012年10月から2020年5月までの全期間の統計によると、ゴールデンビザ取得のために外国人投資家がポルトガル国内に持ち込んだ総投資額は、52.8億ユーロ(約6,400億円)を超えました。

これまでに合計8,736人の投資家にゴールデンビザが付与され、さらに投資家の家族14,936人にもゴールデンビザが付与されています。プログラムが開始された2012年10月から2020年5月までの、カテゴリ別の投資の配分は以下の通りです

≪不動産投資≫
50万ユーロ以上の物件 7,635件
35万ユーロ以上の築30年超リノベーション物件 592件

≪資金投資≫
100万ユーロ以上の資金移動 468件
VCファンド/投資ファンドへの投資 35万ユーロ:23件

≪雇用≫
10人以上の雇用創出 17件
35万ユーロの投資で会社設立+5人雇用創出 1件

ゴールデンビザの投資家を国籍別に見てみましょう。
2012年からの累計ベースでは、中国人(52%)、ブラジル人(11%)、トルコ人(5%)、南アフリカ人(4%)、ロシア人(4%)ですが、2019年にはアメリカ人が初めて上位5か国に入りました。中国人の比率は近年低下が続いています。

今回は、ポルトガル移民局(SEF)の最新の統計や、2012年10月から直近5月までのゴールデンビザ・プログラムの投資実績データをご紹介しました。

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