• 2019.12.02
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第29回 “ダン岡崎”の一口アドバイス :ポルトガルのゴールデンビザ(13)「コインブラの移民局(SEF)へ行ってきました」

こんにちは!海外移住コンサルタントのダン岡崎です。

ポルトガル中部に位置する歴史の街、コインブラの移民局(SEF)を、お客様の同行で訪問する機会を得ましたので行ってきました。

11月から2月までの間、ポルトガルでは雨が多くなります。一日降り続く雨ではなく、雨と晴れと曇りが一日の間にやってきます。11月中旬の訪問でしたが、日本の晩秋に似た気候で、雨が降ると肌寒くはなりますがセーターがあれば十分という感じでした。日本とは違って、冬により冷え込みが厳しくなるわけではないのが嬉しいところです。

朝のラッシュアワーで車が道を埋めるリスボン都心を抜け出し、車はA1高速道を一路北に向かい、約200㎞離れた中部の古都コインブラに向かいました。雨の中を約2時間半走って到着したコインブラは、丘の上の大学を中心に広がるポルトガル第3の都市です。コインブラ大学はヨーロッパで最も古い大学の一つで、大学周辺の高台には古代ローマ時代からの雰囲気を残す旧市街が続き、秋が色濃く辺りを染めていました。今回の目的地である移民局(SEF)はそのような町の一角の古い建物の中にありました。気を付けて探さないと分からない建物で、実際に運転手さんが迷いながらたどり着きました。

SEFでは、ゴールデンビザ取得の最終段階の手続きとして面接を受けに行きました。購入した不動産の権利書やポルトガル語に翻訳・認証した戸籍謄本などの必要書類原本を携え、弁護士さんの同席のもとに行なわれます。面接後の審査を経てゴールデンビザ・カードが発行されるのですが、全国に18か所あるSEFオフィスの混雑具合で発行までの日数が変わってきます。ちなみに、コインブラの面接では4~5か月後でビザ発行が見込まれますが、リスボンの面接の場合は10~11カ月以上待たなくてはいけないそうです。

長い列ができるリスボンのSEFとは違って、午前中の面接者が弊社のお客様だけだったことにはやや拍子抜けしました。私の同席は認められなかったのですが、お客様が面接の部屋に入った後、書類のチェック、写真撮影、指紋の採取、必要書類の署名が行われ、具体的な質疑応答はなかったそうです。パスポートは、ブランクのページを含めて全ページのコピーの提出が求められました。またパスポートの他に、マイナンバーカードをIDとして用意することも求められました。無事に面接が終了し費用を払って退館しましたが、SEF館内の撮影は残念ながら撮影禁止でした。

ゴールデンビザは、発行から1年後にはじめの更新があり、その後は2年ごとの更新となりますが、更新時には再びSEF訪問が必要になります。その際は、各SEFの空き状況により場所を決めることになるそうです。ゴールデンビザ維持のためには、最初の1年間に7日、その後は2年間を通して14日間のポルトガル滞在が必要条件ですが、以下のアドバイスをもらいました。

訪問記録として、航空券を保持しておくこと、ポルトガルで買い物や食事をする時は、NIF番号(ポルトガルの税番号)入りの領収書を発行してもらい(少なくても1日1枚)滞在の証明として保持すること、の2点です。また更新日の7日前に入国すれば、面接日までの期間が滞在日数にカウントされるとのことでした。次回も引き続きリスボンからの報告をお届けしますので、楽しみにしていて下さい。

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