• 2024.01.05
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高い人気を誇る『ポルトガルのゴールデンビザ』に関する三大ニュース

世界中の投資家や著名人をも魅了し、1万人超の富裕層が取得しているポルトガルの『ゴールデンビザ』。
今回は、そんなゴールデンビザに関する3つの大きなニュースをお伝えしていきます。

1. ビザ申請の投資条件において、人気の高い「不動産投資」などの投資オプションが廃止
 
この度ゴールデンビザの投資条件が変更となり、2023年10月7日付より施行されました。
ゴールデンビザを申請するための投資オプションは複数ありますが、最も人気が高かったのが「不動産投資」で全体の約90%を占めていました。しかし、今回の投資条件の変更により「不動産投資」をはじめ「不動産ファンド」「銀行預金」の投資オプションが廃止されることとなりました。
 
今後、投資可能なゴールデンビザ投資オプションは、以下の通りです。(出典：M-E&F Law Firm ）

2. ポルトガル移民局（SEF）が廃止され、統合・移民・亡命者庁（AIMA）を2023年10月末に設立
 
近年ポルトガルに対する世界的な関心の高まりを背景に、SEFでのゴールデンビザ申請の初期段階手続きに大幅な遅延が生じていました。そこでAIMAが設立され、従来のポルトガル移民局が担当していた業務のうち「移民／ビザ関連業務」に特化して処理を行うことになります。それにより既存の遅延が解決され、さらに今後申請手続きを合理化するための新しいシステムの開発や導入も行われる予定です。
 
ゴールデンビザの申請に関する処理時間の長期化は、特に申請の初期段階にある人（例えば、申請書の検証をまだ受けていない、生体認証を行っていない、あるいは生体認証を行ったが最終的なビザ承認を待っている）にとって、非常に大きな問題となっていました。ゴールデンビザを取り扱う権限が移行したことにより、今後解決の兆しが見えてきたといえるでしょう。

3. 現NHR制度（外国人税優遇制度）への登録が、2024年12月31日まで延長
 
NHR制度とは、ポルトガルに住む外国人課税居住者にとっての所得税優遇制度になります。当初発表された来年度政府予算案では、従来のNHR制度の恩恵を受けるためには2023年末までに課税居住者の登録、2024年3月末までにNHR登録を行う必要があるとされていました。しかし、どちらの登録期限も2024年12月31日まで延長されることが発表されたため、2024年末までに行えば現NHR制度の対象者となります。
 
2024年末までの期間を移行期間とし、いくつかの条件を満たせば課税居住者となる資格が与えられます。弊社でも”2023年10月10日までに、ゴールデンビザ申請のための不動産売買予約契約を締結していること”という条件を満たしているお客様は対象となります。
しかし、ホテル不動産に投資されたお客様がNHR登録を希望される場合、課税居住者登録の際にホテル住所が自宅住所と認められないことが見込まれます。従って、課税居住者登録の前に居住用不動産を賃貸あるいは購入し、ポルトガルの自宅住所を確保していただく必要があります。

今回投資条件の変更などはありましたが、ポルトガルへの移住をお考えの方はぜひお気軽にご相談ください。
新しい制度のご案内や、すでに不動産の売買予約契約を締結されている方のビザ申請のお手伝いなど、幅広く対応させていただきます。

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