• 2019.02.20
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オーストラリアの移民受入れの現状

移民大国として知られるオーストラリアでも、移民政策に変化の兆しか?!

常に永住先として人気が高かったオーストラリアが、近年は中国系投資永住者の急増もあいまって移住のハードルが高まりつつあります。

2018年末から2019年にかけて、NSW州・QLD州・VIC州が相次いで投資家ビザのスポンサーシップの受け入れを一時中止することを受けて、投資移民の受け入れを最も歓迎していると思われていたオーストラリアでさえブレーキがかかったのかと大騒ぎになりました。(現在は再開済み)

また、お国柄寛容と思われていた難民等の受入れについても、より厳密な運用が実施されるようになりました。

特に近年、いわゆるボートピープルとして西北部海岸に押し寄せてくる人々に対しては、一旦パプアニューギニアのマヌス島や南太平洋のナウル国にある収容センターに隔離を行っているようです。

しかし容易にこれらの人々の受入国が見つからないこともあり、現在1,000人以上が収容され、既に12人が死亡し自殺者も出てきているとのことです。

英エコノミスト誌の記事によりますと、今月12日に下院で人道的な法案(指定された2名の医師により、重病と判定を受ければ本国の病院で受入れる)が可決されました。しかし、政権を担う保守党内部でもこれに対する異論も強く、今後さらなる紆余曲折が予想されます。

よって、投資永住権でさえ今後は条件がさらに難化することを想定されるため、申請希望者は一日も早い申請をお勧めします。