• 2024.11.26
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シンガポールの投資永住権:GIPビザの魅力と現実


こんにちは、アエルワールド代表の大森です。

シンガポールは、安定した経済環境とビジネスに優しい政策で、世界中の投資家を魅了しています。その中でも「グローバル投資プログラム(GIP)」は、一定の条件を満たす投資家に永住権を提供する特別な制度です。

ただし、このプログラムは非常に高いハードルが設定されており、実際に条件を満たす方は限られています。今回は、このGIPビザについて詳しく解説し、その魅力と現実をお伝えします。

【グローバル投資プログラム(GIP)とは?】

GIPは、シンガポール経済開発庁(EDB)が主導する制度で、多額の投資を通じて永住権を取得できる仕組みです。シンガポール政府が特に優秀な投資家や経営者を対象に設けたものであり、選ばれた少数の方のみが恩恵を受けられます。

【誰が対象?】

GIPビザは以下のような条件を満たす方々が対象です。

【投資オプション】
申請者は以下のいずれかに最低2,500,000SGD(約2億5000万円)を投資する必要があります:
1.シンガポール内で新規事業を設立
例:革新的なテクノロジー企業や地域社会への貢献度が高い事業
2.既存事業の拡大
例:既存事業に新しい部門や雇用機会を創出する形で追加投資
3.政府承認済みの投資ファンドへの出資

【手続きステップ】
1.申請書類と手数料支払い
・必要書類(財務諸表や投資計画書など)を準備し、10,000SGD(約75万円)の申請手数料を支払います。
2.面接と審査
・シンガポール経済開発庁(EDB)が申請内容や投資計画について面接・審査します。
3.投資実行
・原則承認(Approval-in-Principle, AIP)後6ヶ月以内に指定された投資を完了させます。
4.最終承認とPR取得
・投資完了後、必要書類を提出し正式なPRステータスが付与されます。

【GIPビザならではのメリット】

GIPビザ最大の特徴は、「永住権取得」が前提となっている点です。他のビザでは更新時に条件を満たす必要がありますが、GIPは初期条件さえクリアすれば長期的な安定性が得られます。

永住権取得による柔軟性:シンガポール国内で自由にビジネス展開や職種変更が可能です。
家族全員で永住権取得:配偶者や21歳未満のお子様も一緒にPR申請が可能です。
グローバルネットワーク形成:世界中から集まるトップレベルの投資家・起業家とのつながりが広がります。

さらに、PRとして認められることで信頼性が向上し、新たなビジネスチャンスにもつながります。他のビザでは得られない希少な魅力と言えるでしょう。

【気をつけたいポイント】

このプログラムには、いくつか押さえておきたいポイントがあります:

高額な初期投資:最低2,500,000SGDという投資額は、多くの方にとって挑戦的な金額かもしれません。
厳格な審査基準:財務状況や事業計画に加え、過去の実績も細かく評価されるため、しっかりとした準備が求められます。
更新条件:5年ごとのPR更新時には、新規雇用創出や追加投資など、一定の条件を満たす必要があります。

これらを踏まえた上で計画を立てることで、スムーズな申請が可能になります。

【まとめ】

GIPビザは多額の投資と厳しい審査が求められる一方、永住権取得による安定性や柔軟性といった特別な価値を提供します。条件を満たす方は限られますが、その希少性がステータスの高さを物語っています。

次回は、もっと気軽にシンガポールでの長期滞在を目指せるEP(Employment Pass)のセルフ雇用による取得方法をご紹介します!

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