• 2022.01.25
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シンガポール移住日記#11 ロックダウン中の生活(シンガポール政府の対応、幼稚園の自宅学習)

こんにちは^^

現在シンガポールで2人子育て中のtomokoです。今回は「ロックダウン中の生活」についてお話をしたいと思います。

さて、シンガポールは2020年4月7日から6月1日まで「サーキットブレーカー(CB)」と呼ばれる必須サービスや製造活動を除く大半の職場を閉鎖する部分的ロックダウンに入りました。原因は外国人労働者専用のドミトリーでおきた感染クラスターです。

3月末から爆発的に増えており、「すごい数だね~」なんて言ってるうちにCBが発表され、政府の対応の早さにシンガポールに来たばかりの私達は日本との違いに驚きました(苦笑)。そして品薄になっていたマスクの配布はこれまでに計9回!(2022年1月時点)

首相リー・シェンロンの会見は毎回素晴らしく、不安な状況でありながら安心させてくれました。国民が政府を信頼しているのが分かるし、皆さん政治への興味もすごいです。

▲CB発表の会見の様子(出典:straitstimes)

【CB中の生活】

CBが発表された2日後から息子の幼稚園は閉鎖、入園してから3週間の事です。この時私は働いていなかったので良かったのですが、2歳児と4歳児が約2か月一歩も家から出る事もなく生活するのは本当に大変なことでした。ネットスーパーも配達が混みすぎて購入もできなかったので時々スーパーに買い出しに出ていたのですが、いつも人でにぎわっている街に人がいない。異様な光景でした。

いつもは観光客でにぎわうハジレーン

▲マリーナベイサンズは客室をSG♡でライトアップ(宿泊客がいないので)

 

【CB中の幼稚園の自宅学習】

さて、CB中息子の幼稚園は閉鎖されていたので週に1回HBL(Home Based Learning)が行われました。時間は10分(笑)マンツーマンではあるものの、レッスンにもならず先生が一方的に歌を歌ったり、絵本を読んだりする程度。あとは動画の配信やYouTubeのリンクが送られてきてこれ見ておいてね~!という緩さ。

今思えば先生たちも初めてのことで、お子さんのいる方は子供達もHBLなわけで仕方がなかったとは思います。料金は多少ディスカウントされましたがそれでも支払いは10万近く!しかも5日しか利用していないバス代(約2万円)も勿論返金されず、、、(泣)※シンガポールは駐在員を含むEPホルダーに容赦なし

CB二か月目には週1のHBLが週2になり、グループレッスンが増えたものの息子が集中してレッスンを受けられることはなく、最後までうまく活用できませんでした。HBLは園によって内容のばらつきは大きくあったものの(毎日HBLがあった園もあります)、幼稚園低学年児には難しいですね。そのためか、2021年5月のソフトロックダウンの時は幼稚園に通うことが出来ました。小学生以上の子はHBLをそれなりに出来ていたかなという印象です。

▲HBL中の息子、いつもこんな感じでふざけてレッスンにならず、、、

 

【シンガポールの新たな罰則】

CBがあけた今も沢山の規制の中で暮らしています。元々罰金大国として有名なシンガポールですが、このコロナ渦で新たな罰則が増えました。外出時のマスク着用が義務付けられたのです(原則として6歳までの子供、ランニング時などは除く)。街中を「safe distancing ambassador」と背中に書かれた赤いTシャツを着た政府の指導員が廻っていまおり、着用しない場合は初犯でSGD300(約2万4,000円)の罰金が課され、一般人からの通報制度もあります。再犯すると高額の罰金と起訴もあり、今年5月にはインド出身の女性が自宅の外でマスクを着用しなかったとして2週間の懲役と、SGD2,000の罰金を科されたとの報道がありました。(悪質でなければ罰せられることはありません)

他にも施設に入るたびに「TraceTogether」というアプリからチェックインが必要だったりと様々な規制があります。こう話を聞くと「シンガポールって規制が多くて窮屈そう」と思われるかもしれませんが、意外とそうでもないんです。日本人からするとこの状況下では当たり前にできることなので。逆に規制のおかげで周りの人も常夏の国でもマスクをしてくれますし、海外生活でこのあたりのストレスがないのはすごく楽です。

▲政府配布のマスクを受取に約二か月ぶりに外出するも体力低下により途中で疲れて座り込んでしまう息子

これを書いている今現在は外食禁止、三人以上での外出禁止のプチロックダウン中。政府の対応に満足しつつもこれだけ続くと流石にちょっと厳しすぎるのでは、、、と思ったりもします(-_-;)

さて、政府の迅速な対応のおかげで大規模なクラスターを2か月で抑え込んだシンガポール。次回はCBが明けて幼稚園再開、諸々規制解除後の暮らしについてお話したいと思います。