マルタ

マルタ

マルタ共和国について

マルタ島、ゴゾ島、コミノ島の主要な3つの島々からなるマルタ共和国は、イタリア南部シチリア島のすぐ下、地中海の中心に位置しています。国土は沖縄本島の1/3程度と非常に小さな国ですが、その歴史は古く、紀元前5000年ほどと言われています。
人類最古の建築物として知られる巨石神殿や歴史的建造物が数多く存在し、1980年には、首都バレッタの街全体が世界遺産に登録されました。
温暖な気候で治安も良いマルタは、ヨーロッパの中でも有数のリゾート地として知られ、留学先や移住先として人気を集める国のひとつです。

マルタは一年を通じて雨が少なく、カラッとした地中海性気候です。夏は乾燥して暑く、日焼け止めやサングラスなどの日差し対策が欠かせません。冬は一番寒い時期でも最低10℃前後で、日本でいう3月くらいの気温です。しかし朝晩の気温差が激しく夜がかなり冷えますので、しっかりとした上着や防寒具が必要です。

食事は、地理的要因からイタリア料理や地中海料理などが有名ですが、イギリス、スペイン、フランス、北アフリカなどの周辺諸国からも強い影響を受けています。一方で、ウサギを煮込んだ家庭料理や、ヨーロッパでは食べる習慣のないタコを使った料理など、マルタ独自の伝統的な料理も受け継がれ、幅広い食事を楽しむことができます。

マルタの公用語はマルタ語と英語で、ほとんどのマルタ人が英語を流暢に話すことができます。ヨーロッパで英語を公用語としている国は少なく、2004年にEUに加盟してからは旅行先としても留学先としても注目されています。中世ヨーロッパの街並みを眺めながら地中海料理を味わい、かつ英語で不自由なく生活できるのはマルタの大きな魅力です。

主要言語 マルタ語、英語
人口 約54万人(2023年)
面積 約316km²(東京23区の約半分)
首都 バレッタ
主な宗教 カトリック
通貨 ユーロ(€) ※1€=163.28円(2025年4月現在)※2008年1月より導入
時差及び飛行時間 日本との時差は−7時間
日本からの直行便はなく、多くの場合は周辺の主要都市(ローマ、パリ、ロンドン、チューリッヒ、フランクフルト、フィンランド、カタール、ドバイなど)からの乗り継ぎとなります。
日本からそれら主要都市までの飛行時間は11〜13時間。
そこからマルタまで、さらに1時間半〜8時間。

マルタゴールデンビザ(不動産投資ビザ)について

  • ・政府の定めた条件に適合するマルタ国内の不動産に5年以上投資あるいは賃貸すること

  • 上記を満たすことで、申請・居住が可能となる永住ビザです。

マルタの景気と不動産

ヨーロッパ経済に大きな打撃を与えた2008年のリーマンショック後、マルタ経済は一時停滞しましたが、2013年以降は回復し、安定した成長を続けています。特に観光業と金融サービス業の発展が著しく、国内総生産(GDP)の成長を支えています。

2024年のマルタのGDP成長率は4.9%と安定した拡大を続けており、欧州の平均成長率と比較しても高い水準にあります。失 業率も低水準を維持しており、労働市場は安定しています。2025年以降も持続的な成長が予測されており、投資環境は引き続き良好です。

不動産市場についても、近年上昇傾向が顕著です。2024年の不動産価格は前年より6.9%上昇し、EU平均の3.8%を大きく上回りました。この背景には、外国人投資家の増加、人口増加、供給の制約などが影響しています。不動産の需要が高く、今後も価格が上昇する可能性がありますが、マルタの住民にとっては住宅購入が難しくなるという課題も指摘されています。

  • 主な申請条件

    2025年1月より、マルタのゴールデンビザ制度の条件が変更されました。新しい要件では、最低投資額や政府への納入金が増額されていますが、依然として欧州で魅力的な投資プログラムのひとつです。

    • 1)不動産投資要件(いずれかを選択し、5年以上保有すること)
      • 不動産の購入
        375,000ユーロ以上(350,000ユーロから増額)
        政府納入金:30,000ユーロ(28,000ユーロから増額)
      • 不動産の賃貸
        年間賃料14,000ユーロ以上(12,000ユーロから増額)
        政府納入金:60,000ユーロ(58,000ユーロから増額)
    • 2)財務要件
      • ①申請者は500,000ユーロ以上の資産を保有していること
      • そのうち最低150,000ユーロが金融資産であること
      • ②申請者は650,000ユーロ以上の資産を保有していること
      • そのうち最低75,000ユーロが金融資産であること
    • 3)政府納入金
      • 行政手数料:50,000ユーロ(40,000ユーロから増額)
      • 指定のボランティア団体への寄付:2,000ユーロ(変更なし)
    • 4)その他の要件
      • 扶養家族の追加手数料:10,000ユーロ / 人(7,500ユーロから増額)
      • 犯罪歴がないこと(無犯罪証明の提出)
      • 医療保険の加入(EU域内で30,000ユーロ以上をカバーする健康保険)
      • 非EU加盟国の国民であること
  • 申請者の主な資格要件

    • ・満18歳以上で、保有資産が50万ユーロ以上(うち金融資産が15万ユーロ以上)あると証明できること
    • ・投資資金の源泉の証明
    • ・政府の定めた要件に適合する不動産に投資(購入または賃貸)し、5年間保有すること
    • ・マルタ政府に5万ユーロを納入すること(行政手数料)
    • ・不動産購入の場合は3万ユーロ、賃貸の場合は6万ユーロを納入すること(不動産に関わる納入金)
    • ・マルタの指定ボランティア団体に2000ユーロの寄付(2021年3月26日以降新設)
    • ・犯罪歴がないこと(無犯罪証明のご提出)
    • ・個人デューデリジェンスを通過すること
    • ・医療保険(EUにおいて3万ユーロ以上をカバーする健康保険)の購入
    • ・非EU加盟国の国民であること
  • 従たる申請者の要件

    申請者の扶養家族もゴールデンビザの対象となります。

    • ・配偶者
    • ・18歳未満の子供
    • ・18歳以上 29歳以下の未婚で経済的に独立していない子供(学生など)
    • ・経済的に独立していない主申請者または配偶者の55歳以上の両親・祖父母
  • サポート内容

    • ・投資家ビザの申請代行
    • ・不動産情報の提供および視察のアテンド手配
    • ・移民法、ビザ申請情報の提供
    • ・マルタ移住情報の提供および相談
    • ・提携金融機関における現地生活費およびビザ申請資金の準備(サービス、手数料は金融機関の規定に従います)
    • ・渡航前税務診断
    • ・お子様のインターナショナル校手配オプション
    • ・現地下見の手配(学校および不動産視察、生活オリエンテーション)オプション
申請までのおおよその流れ
  1. ロングステイ準備期間(滞在予定場所・投資不動産視察、申請・生活資金の準備:半年~2年程度)
  2. 申請書類準備期間(健康診断等、申請書類の収集:3ヵ月程度)
  3. ビザ申請代理人によるビザ申請の代行(審査期間は3週間程度)
  4. ビザ発給後、渡航

※上記内容は最新の移民法、もしくは信頼できると思われる情報を元に作成しておりますが、法律の改正や状況の変化によって実際とは異なる可能性があり、当社がその正確性・完全性において保証するものではありません。

マルタゴールデンビザの魅力

  • 1. 柔軟な申請条件で幅広い投資家に適用

    事業経歴、言語能力、学歴、年齢、投資資金の出所を問わず申請できるため、多くの投資家にとって取得しやすい制度です。特定の職歴や学歴要件がないため、幅広い層の申請者に適しています。

  • 2. 4世代での移住が可能

    主たる申請者1名の申請のみで、家族4世代(申請者・配偶者・子供・両親・祖父母)に永住権が付与されるため、親子3世代や祖父母を含む家族移住が可能です。

  • 3. 低コストで取得可能な長期居住権

    不動産の購入だけでなく賃貸でもビザ取得が可能な点も魅力です。 不動産を賃貸した場合、最低18万ユーロの投資で即時に長期居住許可が得られます。ヨーロッパの他国と比較しても投資額が低く、コストパフォーマンスに優れています。

  • 4. マルタへの滞在義務がほぼなし

    申請前に一度入国するだけで申請が可能であり、取得後も居住義務はありません。5年間のビザ有効期間中も、定住する必要はなく、自由なライフスタイルを維持できます。

  • 5. 税制面でのメリット

    マルタ国外での所得にはマルタでの課税義務がありません。ただし、マルタ国内での所得および海外からマルタに送金した所得には課税されるため、適切な資産管理が求められます。

マルタ投資ビザにご関心をお持ちの方はこちらから、または0120-070-069までお問い合わせください。